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■猫の頭部の怪我の症状
猫という動物は、脳と神経に関する病気が少ないですが、
交通事故や落下事故などが多く、
脳と神経を痛めてしまいやすい動物です。
事故が起こってしまった場合、命を取り留めても、
頭部の強打により、後遺症が残ってしまうことも少なくありません。
猫が事故などに遭い、意識を失ってしまった時は、
むやみに猫を動かさないようにし、早急に獣医師さんの、
診断を受けるようにしましょう。
動物病院に運ぶ際も、ゆとりのある大きなダンボールなどに寝かせ、
なるべく頭部に衝撃を与えないように静かに運びましょう。
この時の症状はさまざまですが、
一般的に、目がうつろになり、良く見えない状態になります。
フラフラとするような仕草や、
痙攣を引き起こすこともあります。
症状がひどいと、昏睡状態に陥ることも……。
脳の怪我は、見た目は治ったとしても、
体の麻痺などの後遺症が残ってしまうことも少なくありません。
■猫の頭部の怪我の原因
やはり1番の原因は、交通事故です。
猫が自由に家と外を行き来できるお宅では、気を付けなくてはなりません。
次に多いのが、落下事故です。
頭を強打すると、脳がむくみ、出血が見られることもあります。
そのため、脳圧が高まり、脳の働きが悪くなってしまうのです。
この脳圧が高いまま持続してしまうと、脳の組織が壊れていきます。
■猫の頭部の怪我の治療
まずは、猫の状態をくまなく診断します。
目の動きや瞳孔の大きさ、呼吸、意識、歩き方など、
さまざまな点からていねいに診断していきます。
事故でひどい怪我が見られる場合は、
人工呼吸器を付け、救命措置を行います。
強打による脳のむくみを抑えるには、
副腎皮質ホルモン剤や、利尿薬が有効です。
その他、二次感染を防ぐ抗生物質や、
痙攣薬などを使うこともあります。
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