
最初に覚えておきたいことは、
猫と人間の体内にある血液の割合の違いです。
人間は体重の約8%が血液の量です。
それにたいして猫の血液は、体重の約6%。
体重5キロの猫であれば、約コップ2杯分くらいの、
血液しか体内に入っていない計算になります。
ですから、出血は極めて危険であり、
死亡してしまう直接の原因にもなりかねません。
■猫に出血がある場合の原因
・猫同士の喧嘩による怪我
猫同士の喧嘩はよくあることではありますが、
野良猫との喧嘩で負傷した場合は、
猫エイズや、猫白血病ウィルス感染症などにも、
気をつけなくてはなりません。
・免疫力の低下する病気にかかっている
重いガンだったり、血液の病気にかかっていると、
出血をする場合があります。
素人目では判断がつかないため、
獣医師さんに、みてもらうのが1番でしょう。
・肉球や体を切ってしまった
猫は活発な動物ですから、何か高いところから、
飛び降りた時、ガラスの破片の上を通ってしまったなど、
怪我をしてしまうこともあります。
こういった出血が見られる場合は、
まず第一に止血をしなくてはなりません。
出血している箇所を包帯やガーゼなどで押さえ、
出血を遅らせます。
簡単な処置が終わったら、
獣医師さんの、診察を受けましょう。
■猫に出血がある場合の対処
以下の点に注意してください。
・歯茎が青紫色になってしまっている
・呼吸が非常に荒くなってしまっている
・衰弱してぐったりしている
・鼻から大量に出血している
こういった症状の時は、大変危険な状態です。
一刻も早く、獣医師さんの緊急な診察が必要です。
冒頭でもお話しましたが、猫は、
体内の血液が少ない動物のため、大量出血が原因となって、
死亡してしまうケースが、極めて高い動物です。
出血をしている場合は、量に関わらず、
診察を受けるのが確実です。
■猫に出血がある場合に関連する病気
免疫力の低下する病気、
中毒、血液の病気、ガン、下部尿路症候群、
膀胱炎に加え、喧嘩や事故などによる出血も、
大いに考えられます。
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タグ:猫 出血