
猫は、たいへんデリケートな動物です。
人間と同様、落ち込むことで毛が抜けてしまったり、
体調が悪くなってしまうことも少なくありません。
また、猫は口腔内の病気にかかることが多い動物です。
よだれが多かったり止まらない場合は、
病気の可能性もありますので、口周りのケアも、
しっかりしてあげると良いでしょう。
■猫の毛が抜ける、よだれが出る原因
・猫の毛が抜けてしまう原因
まず1つ目に考えられるのが、ストレスです。
猫がストレスを発散する行動の1つが毛繕いです。
毛をペロペロと舐める行為で、可愛い仕草の1つですが、
ストレスを感じている猫が頻繁に起こす、
行動の1つでもあります。
過剰に毛繕いをしてしまうことで、
部分的に、抜け落ちてしまったり、
毛が薄くなってしまうことが、あるようです。
また、毛繕いは本来、猫が一人の時に行う行為なので、
飼い主さんの見ている前ではしないことも多いです。
次に食生活が原因となる場合があります。
簡単に言えば、栄養の偏りです。
同じものをばかりを与えていると、
同じ栄養しか、摂取することが出来ず、
ビタミンの欠乏症になることがあります。
ごっそりと多くの量が抜け落ちてしまう場合は、
何らかの病気にかかっている場合がほとんどです。
アレルギー性皮膚炎や、ノミ・ダニなどです。
痒みで掻いてしまって、抜けてしまうようです。
猫の爪は鋭いですから、皮膚にキズが付き、
そこから炎症を起こしてしまうこともありえます。
・よだれの量が多い、止まらない原因
よだれが出てしまう原因は、やはり、
口腔内に病気が発生した場合が多いです。
何らかの中毒症により、口の中が荒れてしまったり、
口内炎・歯茎のガンなどが考えられます。
特に、よだれに血が混じってしまっている場合は、
症状が悪化していますので、すぐに、
獣医師さんに診てもらいましょう。
■猫の毛が抜ける、よだれが出る場合の対処
・猫の毛が抜けてしまった場合
まずは、ストレスを感じていないかを、
確認してみてください。
飼い主や家族に冷たくされてしまった、
猫同士の喧嘩で負けてしまったなど、
少しのことでも、
猫の脱毛に関係するストレスになってしまいます。
また猫は、環境の変化にも敏感な動物です。
住んでいる場所が変わった、寝る場所が変わった、
食事の内容や時間が変わったなど、
環境の変化が大きなストレスになることもあります。
・よだれが多い場合
猫用の歯ブラシが販売されています。
口腔内の病気になりやすいですので、
毎日のケアである程度の病気は防ぐことが出来ます。
痛みがある場合は、口のあたりを引っ掻くように、
しぐさで訴えます。
異物が入ってしまった、
口の中が荒れている場合はそんな動作をします。
思わぬ大きな病気を引き起こしていることもあるため、
なるべく早く、獣医師さんの診断を受けてください。
■猫の毛が抜ける、よだれが出る場合に関連する病気
・猫の毛が抜ける
脱毛症、心因性脱毛、アレルギー性皮膚炎、
対称性の脱毛症、ノミやダニによる皮膚炎、
疥癬、白癬、肉目腫、日光過敏症、
ビタミンA欠乏症、ビタミンB欠乏症など
・よだれが出る
脳や神経の異常、口腔がん、中毒症、
猫エイズ、口内炎、歯周病、熱中症、食道炎、
あごの骨折など。
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