
猫も人間と同様、
熱中症・熱射病のときには、ショック状態になり、
死をもたらすことがあります。
熱中症・熱射病だから大丈夫だろうとは、
考えず、獣医師さんに診察をしてもらいましょう。
また熱射病とは、熱中症がひどくなった場合のことを、
指します。熱中症なのか、熱射病なのかの判断も、
難しいところですので、
やはり、獣医師さんに相談をするのが第一でしょう。
■猫の熱中症、熱射病の原因
熱中症または、熱射病にかかりやすい猫は、
以下に当てはまる猫です。
・体調が優れない、風邪を引いているなど、
発熱がある猫
・肥満気味である猫
・短頭種の猫
これらの猫は、比較的熱中症になりやすい、
傾向にあります。
短頭種とは、バーマン、ボンベイ、バーミーズ
ヒマラヤン、ラ・パーマ、ラガ・マフィンなどの、
鼻がつぶれている猫の種類のことです。
ペルシャ猫が代表となり、ペルシャ猫を交配して、
作出された猫が多いです。
原因としては、人間と同じく、
暑いところに長時間居たり、水分を取らなかったり、
といったことが原因となっています。
室内で飼われている猫より、外に自由に行き来できる猫は、
注意が必要だといえます。
■猫が熱中症、熱射病の場合の対処
以下の点をチェックしてみてください。
1.真夏、クーラーの効いていない部屋に、
長く居たか
2.真夏、外に出て散歩・遊びに行ったか
3.猫の息遣いは荒くなっていないか
4.体温は高くなっていないか
5.舌を伸ばすように出していないか
6.口からよだれや泡を出していないか
7.飲水は、適度に行なっているか
真夏に、水も飲まず外へ出かけていたり、
クーラーの効いていない部屋に長時間居ると、
人間と同様、熱中症または熱射病にかかりやすくなります。
肩で呼吸をするように、ハァハァと、
息遣いが荒くなっていたり、猫自身の体温が、
高くなっているようであれば、
熱中症または、熱射病の可能性が高まります。
また、口から舌を出している状態や、
よだれや泡を出しているようであれば、
早急に獣医師さんの診察を受けてください。
この状態は、ショック状態に陥ることがあり、
大変危険な状態です。
・自宅でできる対処方法
とにかく、体を冷やすのが大切です。
濡れたタオルを準備して、猫の体を直接冷やしましょう。
また、霧吹きなどで直接水を掛けることも、
効果的だといわれています。
そして、口周りを濡れタオルで拭き取ることで、
少し呼吸が楽になるといわれています。
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タグ:猫 熱中症 熱射病