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2011年11月02日

猫の脂肪肝の症状 原因 治療

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脂肪肝肝リピドーシス)の症状

猫の脂肪肝、肝リピドーシスは、
肝臓に脂肪が溜まり、腎臓が機能しにくくなる病気で、
太った猫に多く見られる病気です。

猫は食べた物を体内で消化し、体の組織のための材料や体を暖め、
動かすためにエネルギーを消化しますが、
必要な量以上のエネルギーが供給されると、
余ったエネルギーは、脂肪となって肝臓に貯まります。

一旦は肝臓に溜まる脂肪ですが、この後、
体のあちこちにある脂肪組織へと運ばれて行きます。
しかし、この脂肪組織へ脂肪がスムーズに運ばれないと、
肝臓にばかり脂肪分が溜まり、肝臓が機能しなくなってしまいます。

こうなってしまった猫は、元気がなくなり、
食欲が落ち、良く眠るようになります。
時には、下痢や嘔吐の症状も見られます。

また、病気が進行すると、肝臓が腫れるため、
黄疸の症状が現れ始めます。
被毛があるため、体は分かりにくいですが、
目が黄色くなったり、口の中が黄色っぽくなり、
症状に気付くケースも多いようです。


脂肪肝肝リピドーシス)の原因

脂肪肝には突発性のものがあり、
突発性肝リピドーシスと呼ばれています。
この突発性肝リピドーシスの場合、原因が分かっておらず、
食欲不振などが続くと起こると言われています。

肝臓に脂肪が溜まる原因としては、
人間より良質のタンパク質を必要とする猫は、
それが食事から充分に摂取できなくなると、
肝臓に脂肪が溜まりやすくなります。

その他、インスリン濃度の低下、
ビタミンB12欠乏症、中毒、甲状腺機能亢進症、
炎症性腸疾患などの病気も、肝臓に脂肪を溜めやすくします。


脂肪肝肝リピドーシス)の治療

触診にて、肝臓が腫れていることに気づき、
発覚するケースが多いようです。

超音波検査を行うと、肝臓全体が腫れている事が分かるほか、
肝臓に溜まった脂肪が白く映し出されるようになります。

治療は点滴などで行います。
脱水症状を和らげる点滴や、流動食などが使われます。
原因が特定できれば、その原因を取り除く治療を行います。


脂肪肝肝リピドーシス)に関連する病気

糖尿病、栄養障害、中毒症、
甲状腺機能亢進症、炎症性腸疾患、心筋症など

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posted by 猫 種類 飼い方 at 13:29 | 猫の病気 肝臓とすい臓