
老齢猫は、食事の内容も変えていくことが必要ですが、
同時に、食事環境を整えることも大切です。
食事を食べるのことにも量力がかかる高齢の猫が、
安全に気持ちよく食事が取れるように工夫しましょう。
■リラックスできる食事環境を作る
老齢猫にとって、リラックスできる、
落ち着いた場所で食事を取ることは、非常に大切です。
特に、小さなお子さんの居る家族や、
他の猫を飼われている場合など、
落ち着いて老齢猫が食べられないことがあります。
食事を取る場合は、別室で取るようにするなど、
なるべく静かなところで落ち着いて自分の食事を、
ゆっくり取れるようにしてあげてください。
また、老化が進むと足腰が弱くなり、
体を下に向けてご飯をたべることが困難になります。
辛そうにしている時は、ご飯を置く位置を、
台などを使って、少し高くしてあげると、
食べやすくなります。
■水分補給がしやすい工夫を
老齢猫の多くは、腎臓を悪くしてしまいます。
腎臓が悪くなってしまった猫は、水分補給が大切になり、
水を頻繁に飲むことが健康に繋がります。
外出で家を空ける際は、何個か水を用意したり、
こまめに取り替えてあげるなどの気配りが必要です。
あまり、水を飲むことが好きではない老齢猫は、
便秘や脱水症状を起こすこともあります。
そういった猫には、ウェットタイプのキャットフードが、
市販されていますので、食事で水分を補うようにしましょう。
■老齢猫の食事と口内炎
高齢になってくると、腎臓病とともに、
口内炎になってしまう猫も多いそうです。
口内炎が悪化してしまうと、食事を取るのも嫌がり、
脱水症状や栄養失調になってしまう恐れがあります。
猫用の流動食などを使って、
食事をきちんと取らせるようにしてください。
口内炎の症状として、よだれが多くなることが、
挙げられます。口の中を痛がるようになると、
食事を取りにくくなるので、そうなる前に、
動物病院で診察を受けましょう。
スポンサードリンク