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2011年04月03日

ロシアンブルー、人気の猫の歴史

RussianBlueK.jpg
ロシアンブルー、賢く飼い主に懐く美しい猫
C)ペットの専門店コジマ

■アーケンジェルブルー

ロシアンブルーのように、青の色を持った猫は、
起源がほとんど推測によるため、
はっきりとした起源があまり残っていませんが、
ブルーの猫を「アーケンジェルブルー」と呼んでいた、
という記述があります。

当時、ブルーの猫は、ロシアの北西部に
生息していたそうです。
その猫を、1860年代に船乗りや商人が、
船などを使ってアーケンジェルという港町から、
イギリスへ持ち込んだとされています。

ロシアンブルーの発祥地とされている、
このアーケンジェルは、北極圏からたったの100キロという、
極寒の地であったことから、
ロシアンブルーの密集したダブルコートは、
その極寒の地で生き抜くためだったといえます。


■ロシアンブルー繁殖の歴史

1800年代のイギリスから始まったといわれています。
1875年に開かれたキャットショーでは、
「アーケンジェル・キャット」という名前で、
出陳されました。
今のロシアンブルーにそっくりの猫だったようです。
1つだけ違うのは、瞳です。
今のロシアンブルーの瞳はグリーンですが、
当時の瞳は黄色だったようです。

スパニッシュ・ブルー、フォーリン・ブルー
マルチーズブルーなどのさまざまな名前で呼ばれ、
青い猫はキャットショーなどで人気を集めていきました。

第二次世界大戦までは、発展を遂げましたが、
戦争がはじまったことによって、
ロシアンブルーも大打撃を受け、絶滅しかけました。
一部のブリーダーによって、
絶滅寸前のロシアンブルーを飼い育て繁殖し、
絶滅の危機から救ったのだそうです。


■現在のロシアンブルー

現在、日本においても、海外においても、
人気の高いロシアンブルーは、
キャットショーでも、良い成績を収め、
ますます人気を上げている猫種です。

繁殖もたくさんのブリーダーさんたちの手で、
着々と進められています。
凛とした優美なロシアンブルー、これからも、
人気や歴史が末永く受け継がれていくことでしょう。


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posted by 猫 種類 飼い方 at 14:45 | ロシアンブルー

2011年04月01日

ロシアンブルーRussian Blue スタンダードの特徴 詳細版

RussianBlueJ.jpg
C)ペットの専門店コジマ


ロシアンブルーRussian Blue のスタンダードとは、
キャットショーなどで基準とされる、
美しいロシアンブルーの理想像を、
猫の全身の特徴から著したものです。


■全体の特徴
筋肉が硬くしっかりしていること、
健康的であり、敏捷である猫種です。


■頭
なめらかで中くらいの大きさです。
大きく開いた耳が、バランス良く配置されていると、
ショータイプとして良いようです。


■首
首は長く、細く見えますが、
厚い被毛と肩甲骨の位置が高いため、
短く見られがちです。


■口元(マズル)
なめらかな楔形です。
ウィスカーパッドやウィスカーピンチは、
目立ちません。


■耳
他の猫種に比べると、やや大きく、
付け根が、幅広いです。
やや尖った耳を持っています。


■目
目と目の間隔が広く、離れています。
アイカラーは鮮やかなグリーン色です。


■鼻
他の猫種と比べ、鼻の長さは中くらいです。
ノーズレザーは、ストレートグレーです。


■顎
顎は、引っ込んでもいなく、大きくもありません。
あご先が鼻の末端と垂直で真っ直ぐであること、
下顎が水平であることが望ましいとされています。


■ボディー
骨格は華奢ですが、しっかりとしていて、
筋肉質なのがロシアンブルーの特徴です。
長い体のこなしは、優美です。


■脚・つま先
脚は長く細いのが特徴です。
足先は小さくわずかに丸みを帯び、
前足の指は4本、後ろ足の指は5本です。


■尻尾
尻尾は長く、付け根が太いです。


■コート
短く密度が濃いです。
そのため、柔らかく気持ちの良い手触りです。


■カラー
全体的に均一でブルーです。
このブルーの色も、より明るく薄い色調のブルーが、
とくに好まれます。
地色とティッピングの間に、
はっきりとしたコントラストが見えなくてはなりません。


※ショーで失格となる場合
ショーに出したいと考えている場合、
下記は必ず注意したいところです。
尻尾に曲がりがある場合、白い毛のかたまりがある場合、
足指の数が違う、長いコートを持っている場合などは、
失格となる場合があります。

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posted by 猫 種類 飼い方 at 16:11 | ロシアンブルー