
ロシアンブルー、賢く飼い主に懐く美しい猫
C)ペットの専門店コジマ
■アーケンジェルブルー
ロシアンブルーのように、青の色を持った猫は、
起源がほとんど推測によるため、
はっきりとした起源があまり残っていませんが、
ブルーの猫を「アーケンジェルブルー」と呼んでいた、
という記述があります。
当時、ブルーの猫は、ロシアの北西部に
生息していたそうです。
その猫を、1860年代に船乗りや商人が、
船などを使ってアーケンジェルという港町から、
イギリスへ持ち込んだとされています。
ロシアンブルーの発祥地とされている、
このアーケンジェルは、北極圏からたったの100キロという、
極寒の地であったことから、
ロシアンブルーの密集したダブルコートは、
その極寒の地で生き抜くためだったといえます。
■ロシアンブルー繁殖の歴史
1800年代のイギリスから始まったといわれています。
1875年に開かれたキャットショーでは、
「アーケンジェル・キャット」という名前で、
出陳されました。
今のロシアンブルーにそっくりの猫だったようです。
1つだけ違うのは、瞳です。
今のロシアンブルーの瞳はグリーンですが、
当時の瞳は黄色だったようです。
スパニッシュ・ブルー、フォーリン・ブルー
マルチーズブルーなどのさまざまな名前で呼ばれ、
青い猫はキャットショーなどで人気を集めていきました。
第二次世界大戦までは、発展を遂げましたが、
戦争がはじまったことによって、
ロシアンブルーも大打撃を受け、絶滅しかけました。
一部のブリーダーによって、
絶滅寸前のロシアンブルーを飼い育て繁殖し、
絶滅の危機から救ったのだそうです。
■現在のロシアンブルー
現在、日本においても、海外においても、
人気の高いロシアンブルーは、
キャットショーでも、良い成績を収め、
ますます人気を上げている猫種です。
繁殖もたくさんのブリーダーさんたちの手で、
着々と進められています。
凛とした優美なロシアンブルー、これからも、
人気や歴史が末永く受け継がれていくことでしょう。
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