
アメリカンショートヘアーの被毛は、
2種類のコートからできています。
1つは、ガードコートとよばれる長く太い被毛。
もう1つは、アンダーコートとよばれる、
短く細い被毛です。
ガードコートは、主に外的刺激や雨などから、
アメリカンショートヘアーを守ってくれます。
アンダーコートは、体温を温めるため、
維持するためにあります。
ここでは、そんな重要な役割を持つ、
被毛のケアやシャンプーの方法、
その他のお手入れについて、ご紹介します。
■コーミング
コーミングとは、クシで被毛をとかすことで、
グルーミングの基本になります。
猫の被毛の流れに沿うように、とかします。
アメリカンショートヘアーの被毛は、太いので、
そこまで神経質になる必要性はありませんが、
被毛にダメージを与えてしまうので、
必ず被毛の流れに沿うようにしてあげてください。
コーミングは、少し強めかな? と思うくらいが、
ちょうど良いとされています。
そうすることで、マッサージ効果も得られるからです。
被毛も綺麗になり、マッサージ効果もあり、
飼い主さんとのスキンシップにもなりますので、
できるだけ毎日してあげると良いでしょう。
子猫の間は、あまり毛が抜けませんが、
生後半年もすると、毛が良く抜けるようになります。
特に、換毛期(梅雨の時期・冬前の時期)には、
大量の被毛が抜けます。
この時期は、しっかりコーミングしてあげましょう。
コームを垂直にしながらとかすと、良く取れます。
■シャンプー
毎日、毛をとかしていても、汚れや臭いは、
やっぱり気になるものです。
2週間〜4週間に1回は、シャンプーをしましょう。
シャンプーの前に、コーミング・耳のお掃除・
爪のケアをすることを忘れないようにしましょう。
・シャンプーの方法
アメリカンショートヘアーの被毛は、
水をはじきやすいので、皮膚まで濡らすように、
体全体にお湯をかけてあげましょう。
油分の多い尻尾の付け根・胸・顎下あたりを、
重点的に、全身にシャンプーを付けます。
一度目のシャンプーは、洗浄力が強いものを
おすすめします。
良くすすいだら、2回目のシャンプーです。
こちらのシャンプーは、通常のものを使いましょう。
良く洗い流せたら、バスタオルやペーパータオルで、
水気を良く取りましょう。
■耳・爪・目のケア
・目のケア
いわゆる目やにが付着していることがあるので、
ティッシュで押さえるようにして取りましょう。
乾いて取りにくい場合は、濡らした綿棒が便利です。
・耳のケア
アメリカンショートヘアーは、脂性なので、
耳の中の汚れも溜まりやすい猫種です。
綿棒で軽く拭きとってあげてください。
耳が汚れている状態で、シャンプーをすると、
耳の内部に水分が残りやすくなります。
・爪のケア
内側に伸びる巻き爪なので、伸ばしたままにするのは、
危険です。通常、猫という動物は、
自分で爪をとぎますが、お部屋の中で生活をしていると、
上手にできないことも多いため、
爪切りで切ってあげましょう。
猫用の爪切りが市販されています。
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