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2011年02月22日

猫の黄色脂肪症(イエローファット)の症状 原因 治療

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木登りが大好き


黄色脂肪症は、猫の栄養がかたよってしまうことで、
発症してしまう病気です。

本来の脂肪は、白色をしていますが、
この病気にかかってしまうと、黄色く変色してしまうことから、
黄色脂肪症またはイエローファットと呼ばれています。


■猫の黄色脂肪症の症状

黄色脂肪症になると、脂肪が変性し、
体内に炎症が起こります。
この炎症によって、猫は痛みを感じるようになります。

まず、初期症状としては、腹部の皮下脂肪に、
変化が現れ始めます。
後ろ足の間の腹部に脂肪のかたまりができ、
しこりのように感じます。
そのしこりが、上部、胸の方へ広がっていきます。

しこりは、痛みと熱をもたらすため、
猫は痛みを抑えながら歩くので、
何処か歩き方が、ぎこちなくなります。
また、お腹を触られることを嫌がるようになります。

乳腺炎の症状と似た症状が出ることもあるため、
獣医師さんに、どちらの病気であるかを、
きちんと見極めてもらう必要があります。


■猫の黄色脂肪症の原因

最近では、栄養の偏りが原因であるこの病気は、
少しずつ減ってきています。
これは、キャットフードなどを作る会社が、
栄養バランスを考慮した食品を発売するようになり、
食生活が改善されたからだと、いわれています。

不飽和脂肪酸という、青魚に含まれる成分を、
摂取しすぎてしまうと、
猫の脂肪は、酸化し変性していきます。
このことが原因となり、黄色脂肪症を引き起こします。

この不飽和脂肪酸は、少量を取る分には、
有益で、ガンを抑えるといわれているDHAも、
不飽和脂肪酸の1つです。
あくまでも、食べ過ぎ、摂り過ぎが原因となるため、
飼い主さんが、気をつけなければなりません。


■猫の黄色脂肪症の治療

飼い主さんの判断だけでは、乳腺炎や乳腺や皮膚の腫瘍と、
間違ってしまうことがあるので、
しっかりと、獣医師さんに診断してもらうことが必要です。

黄色脂肪症の治療の方法としては、
脂肪の酸化を抑える働きがあるビタミンEを摂取させたり、
患部の炎症を抑える抗炎症薬を与えます。

症状がひどくなると、発熱や脱水の症状も出るため、
こういった症状が出ている場合は、
それぞれの症状を抑える、内科的な対症療法も行います。


■猫の黄色脂肪症に関連する病気

乳腺炎、乳腺の腫瘍、皮膚の腫瘍など

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posted by 猫 種類 飼い方 at 17:25 | 猫の病気 栄養系