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心臓は、動物の体内に血液をくまなく循環させる、
ポンプのような役割をしています。
この役割は、生まれた時から死ぬ時まで、
休むことなくはたらきます。
そのため、猫も人間とおなじく、
年をとると、心臓のはたらきが衰えてきます。
人間や犬に比べると、丈夫に出来ていて、
病気になりにくい心臓を猫は持っていますが、
それでも老猫となると、心臓病になる可能性が高くなります。
また、生まれつき心臓が悪い猫もいます。
■猫の心臓のしくみ
人間や犬、猫など哺乳類の心臓は、
基本的には同じしくみではたらいています。
最初に、体内を巡った血液を大静脈から受け取り、
その血液を肺に送り出します。
次に、二酸化炭素と酸素を交換した血液を肺から受け取り、
酸素を含んだ血液を大静脈に送り出します。
最初の大静脈から受け取る役割は右心房です。
右心房から右心室に送られ、灰へ送り出します。
肺から戻ってきた血液は左心房が受け取り、
最後に左心室から血液を送り出すしくみになっています。
特に左心室は、強い力が必要で、
全身に血液を循環させなくてはならないため、
右心室よりも厚い筋肉でできています。
猫はこの左心室の筋肉に異常が起こり、
心筋症になることが比較的多いです。
また、左右2つの心房の間の壁を、
心房中隔とよび、左右の寝室の間の壁を、
心室中隔とよんでいます。
つなぎ目には「弁」があり、血液の逆流を防いでいます。
壁や弁に異常が生じると、二酸化炭素を含んだ血液と、
酸素を含んだ新鮮な血液が混ざってしまったり、
血液が逆流してしまうため、重い病気になってしまうこともあります。
心臓の病は、重大な病気が多いため、
心臓に何か病気が見つかった場合には、
治療を早めに行わなくてはなりません。
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タグ:猫 心臓 しくみ