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■猫の溶血性貧血の原因・症状
体内の赤血球が非常に早いスピードでこわれ、
骨髄が新たに作り出す分では補充しきれずに起こる貧血を、
溶血性貧血といいます。
猫がこの溶血性貧血を起こす原因として、
下記の2つのことがあげられます。
1つは、生まれつき赤血球がこわれやすい異常を持っている場合、
2つ目は、赤血球を必要以上にこわす別の原因がある場合です。
多くの溶血性貧血の場合、多くは、
赤血球をこわす原因が他にあります。
赤血球寄生原虫、薬物・毒物、抗原抗体反応、リケッチアなどが、
赤血球を必要以上に破壊し、貧血となってしまいます。
また、玉ねぎに含まれる赤血球酸化障害物質も、
ヘモグロビンを酸化させるはたらきがあり、溶血性貧血を起こします。
糖尿病や甲状腺機能亢進症、リンパ腫などの病気が原因となって、
貧血が起こることもありますが、原因がわからないことも、
あります。
■猫の溶血性貧血の治療
この溶血性貧血が起こると、赤血球の中の、
ヘモグロビンが変化し、ハインツ小体とよばれる物質がつくられます。
これがつくられているか、いないかを診断するために、
血液検査を行い、診断します。
治療はまず、貧血を起こしている原因物質を、
取り除くことからはじめます。骨髄のはたらきが正常な場合、
すぐに貧血は改善されます。
骨髄のはたらきに異常がみられる場合には、
輸血を行います。
■猫の溶血性貧血の予防
この病気は予防が可能です。
溶血性貧血にならないために、この病気の原因物質であるものに、
猫が触れないように注意しなくてはいけません。
市販薬に含まれている、アセトアミノフェンや、
フェナチンなどが危険です。これらを含む薬などは、
猫に安直に飲ませない様にしましょう。
また、たまねぎは絶対に与えないよう心がけましょう。
■猫の溶血性貧血に関連する病気
糖尿病や甲状腺機能亢進症、リンパ腫など
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タグ:猫 溶血性貧血