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2012年04月18日

猫の溶血性貧血の原因、症状と治療

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溶血性貧血原因症状

体内の赤血球が非常に早いスピードでこわれ、
骨髄が新たに作り出す分では補充しきれずに起こる貧血を、
溶血性貧血といいます。

猫がこの溶血性貧血を起こす原因として、
下記の2つのことがあげられます。
1つは、生まれつき赤血球がこわれやすい異常を持っている場合、
2つ目は、赤血球を必要以上にこわす別の原因がある場合です。

多くの溶血性貧血の場合、多くは、
赤血球をこわす原因が他にあります。
赤血球寄生原虫、薬物・毒物、抗原抗体反応、リケッチアなどが、
赤血球を必要以上に破壊し、貧血となってしまいます。
また、玉ねぎに含まれる赤血球酸化障害物質も、
ヘモグロビンを酸化させるはたらきがあり、溶血性貧血を起こします。

糖尿病や甲状腺機能亢進症、リンパ腫などの病気が原因となって、
貧血が起こることもありますが、原因がわからないことも、
あります。


溶血性貧血治療

この溶血性貧血が起こると、赤血球の中の、
ヘモグロビンが変化し、ハインツ小体とよばれる物質がつくられます。
これがつくられているか、いないかを診断するために、
血液検査を行い、診断します。

治療はまず、貧血を起こしている原因物質を、
取り除くことからはじめます。骨髄のはたらきが正常な場合、
すぐに貧血は改善されます。
骨髄のはたらきに異常がみられる場合には、
輸血を行います。


溶血性貧血予防

この病気は予防が可能です。
溶血性貧血にならないために、この病気の原因物質であるものに、
猫が触れないように注意しなくてはいけません。

市販薬に含まれている、アセトアミノフェンや、
フェナチンなどが危険です。これらを含む薬などは、
猫に安直に飲ませない様にしましょう。
また、たまねぎは絶対に与えないよう心がけましょう。


溶血性貧血関連する病気

糖尿病や甲状腺機能亢進症、リンパ腫など

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posted by 猫 種類 飼い方 at 17:00 | 猫の病気 血液系

2011年02月15日

猫のヘモバルトネラ症の症状 原因 治療

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どの子がどの子?


■猫のヘモバルトネラ症の症状

ヘルバルトネラ症とは、
ヘモバルトネラというウィルスより大きく、
細菌より小さい生物が、
寄生して起こる伝染性の病気です。

あまり、馴染みのない病名ではありますが、
大変怖い病気で、放置すると約1/3の猫が、
死亡する病気です。

主に出る症状としては、
貧血・黄疸・脾臓の腫れがあります。
また食欲も低下し、元気がなくなります。

風邪の症状にも似ている症状が出ることもあり、
発熱や粘膜の血色が悪くなることもあります。

健康な猫の場合、症状が出るのが遅く、
感染に気づくのが遅くなってしまうことがあるため、
注意が必要です。


■猫のヘモバルトネラ症の原因

ヘモバルトネラは、ノミによって媒介され、
猫から猫へと伝染するといわれています。

ですから、ヘルバルトネラ症にかかってしまった猫から、
感染することが最も多い原因になります。

また、血液感染が考えられるため、
輸血などによって、感染することも考えられます。


■猫のヘモバルトネラ症の治療

血液検査にて、ヘモバルトネラが発見されると、
ヘモバルトネラ症だと診断されます。

感染していても、全く症状が見られない場合は、
ヘモバルトネラのキャリアになっていることもあります。

治療は、対症療法と特異的療法を組み合わせて、
行われます。重い貧血の場合は、対症療法として、
輸血の処置がとられます。

特異的療法としては、テトラサイクリンとよばれる、
抗生物質を投与して、ヘモバルトネラを直接攻撃します。

ですが、この抗生物質だけでは、
完全に、ヘモバルトネラを殺すことはできません。
そのため、他の病気を併発した際に、
ヘモバルトネラ症を再発してしまうことがあります。


■猫のヘモバルトネラ症に関連する病気

猫白血病ウィルス、猫免疫不全ウィルスなど

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posted by 猫 種類 飼い方 at 14:46 | 猫の病気 血液系