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2011年02月12日

猫の糖尿病の症状 原因 治療 その2

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■猫の糖尿病の原因

猫が糖尿病になってしまう原因には、
次のものがあげられます。

1、肥満
人間と同じく、肥満になると、
細胞がインスリンに対して反応しにくくなるため、
太った猫は糖尿病になりやすくなってしまいます。
糖尿病になる前に、日頃から管理をしてあげたいところです。

2、ストレス
猫はストレスを感じると、血糖値が上がりやすいので、
血液中の糖の濃度が上がってしまいます。
過ごす環境が変わってしまうだけでも、
ストレスを、感じる猫は多いようです。

3、薬
副腎皮質ステロイド剤や、利尿薬、
心臓の薬、抗けいれん剤、黄体ホルモン剤などは、
インスリンの働きを弱めたり、
インスリン自体の分泌をおさえることがあります。
そのため、糖尿病を引き起こすことがあります。

4、病気
すい臓の病気になると、糖尿病になることがあります。
炎症を起こしてしまった場合や、腫瘍ができてしまった場合、
などは気をつけなければなりません。
また、感染症にかかっている時も、
糖尿病を、引き起こしてしまうことがあるようです。

5、その他
親猫からの遺伝というケースもあります。
また、妊娠や発情が猫の糖尿病の原因になることも、
あります。


■猫の糖尿病の治療

ケトアシドーシスを起こしてしまっている場合、
入院をして緊急治療を行います。
脱水症状を治し、体内のミネラル分を調整するために、
輸液を行います。

また、効果の早いインスリンも投与し、
血糖値を下げ、体内でケトン体がつくられないようにします。

ケトアシドーシスを起こしていない場合や、
ケトアシドーシスの状態から快方に向かった場合は、
食事のカロリー制限と、インスリンの投与を行います。

とくに、肥満している猫の場合は、食事を管理して、
徐々に体重を減らしていきます。

その他、インスリン療法や運動療法を行います。


■猫の糖尿病に関連する病気

肝リピドーシス、肥満

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posted by 猫 種類 飼い方 at 12:11 | 猫の病気 ホルモン(内分泌)系

2011年02月11日

猫の糖尿病の症状 原因 治療 その1

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■猫の糖尿病の症状

人間と同じく猫の糖尿病も、
体をつくっている細胞が糖を、
きちんと、取り込むことができなくなってしまう病気です。
また、人と同じように
老齢の猫や太った猫がなりやすいと、
いわれています。

糖尿病にかかると、猫は元気がなくなり、
水を良く飲むようになります。
また、尿を頻繁にするようになります。

元気はなくなりますが、食欲は落ちず、
良く食べているのに、あまり太らないことがあります。

糖尿病の症状が進むと、嘔吐・下痢の症状が出ます。
それによる脱水症状を起こすこともあるため、
気をつけなければなりません。

そのまま放置していると、寝ている時間が増え、
徐々に衰弱していってしまいます。

嘔吐や下痢の症状を起こして、
脱水症状を起こしてしまう場合は、
血液中にケトン体という有害物質が混じった状態、
ケトアシドーシスとよばれ、たいへん危険な状態です。
ただちに治療をしないと、
昏睡状態になり、死亡してしまいます。

また、白目の部分や唇の粘膜が黄色くなる、
黄疸症状がみられることもあります。

膀胱炎などの感染症を引き起こすこともあります。
気づかずに、そのまま放置すると、
腎臓障害や白内障になったりなどの、
合併症を引き起こします。

また、糖尿病の猫は、脂肪肝の一種である、
肝リピドーシスという病気を引き起こしていることも、
少なくありません。


■猫の糖尿病の原因

インスリンの量が少なくなったり、
体の細胞がインスリンにたいして、反応しにくくなると、
細胞が糖を吸収しなくなり、血液中の糖が増えてしまい、
尿に糖を捨てるようになります。

糖尿病は、脂肪やタンパク質を分解することが難しくなり、
代謝が上がりにくくなります。

インスリンが働かなくなると、
体の脂肪が分解しやすくなり、
体内にケトン体とよばれる、
有害な物質ができやすくなってしまいます。

そうすると、ケトアシドーシス状態となり、
嘔吐や脱水症状が起こります。

……続きます。
猫の糖尿病の症状 原因 治療 その2

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posted by 猫 種類 飼い方 at 15:58 | 猫の病気 ホルモン(内分泌)系