
黒猫は幸福の遣い
■猫の膀胱炎の症状
人間と同様、猫の膀胱炎の症状も、
頻繁に水を飲むようになり、頻繁に尿をします。
猫も残尿感を感じ、トイレに何度も行くようになります。
尿自体に、にごりや血が混じるなどの症状が出るため、
発見しやすい病気といえますが、
室内だけではなく、室外にも自由に行き来できる猫の場合、
外で排尿を済ませることもあるので、注意が必要です。
また、最も注意しなくてはならないのが膀胱の腫瘍です。
老猫に多いガンの一種なのですが、
頻繁に尿をして、尿に血が混じるなど、
膀胱炎と似た症状が現れますので、
気になる場合は、獣医さんに診察して貰うと良いでしょう。
■猫の膀胱炎の原因
猫の尿は濃く、膀胱の中で細菌が繁殖しにくいと、
いわれています。
そのため、人間や犬と比べると、
猫の膀胱炎は、少ないといわれています。
しかし、尿道に傷がついたり、下半身麻痺の状態になると、
膀胱の細菌に対する、抵抗力がなくなり、
細菌に感染しやすくなります。
この細菌こそが、膀胱炎の原因です。
また、老猫に多いのが間質性の膀胱炎です。
通常の膀胱炎は、膀胱の粘膜が炎症を起こすことで、
膀胱炎となりますが、
間質性の膀胱炎の場合、
膀胱の粘膜の更に下に、炎症が起こるため、
膀胱炎の症状が、慢性的に繰り返し現れるのが特徴です。
この間質性膀胱炎の原因は、現在では不明です。
■猫の膀胱炎の治療
人間と同様、抗生物質の投与で完治します。
抗生物質を投与していても治らない場合は、
尿の中の細菌を培養して、効果がある抗生物質を、
突き止めた上で、投与します。
また、間質性の膀胱炎の場合は、
繰り返し起こってしまうため、抗生物質を飲んでも、
すぐにまた、膀胱炎の症状が出てしまうことがあります。
■猫の膀胱炎に関連する病気
膀胱の腫瘍(ガン)、間質性膀胱炎
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