.jpg)
まったり、くつろぎモードです
香箱座り(こうばこずわり)とは、猫の座り方の1つです。
別名「箱座り」などとも、呼ばれることがありますが、
猫語の1つとして、「香箱座り」が一番良く使用され、
香箱を作るなどのように、言われることもあります。
■香箱座りとは?
香箱座りは、前脚を胸元に折り、姿勢を低く座る状態のこと。
このとき、尻尾をくるりと、ボディーに這わせるか、
尻尾もそのまま、体の中にしまいこむと、とても形が良く
立方体の香箱座りの完成形とも言われています。
その姿は実に愛らしいもので、
猫好きは、猫の好きな仕草の1つとして高く評価しています。
由緒あり、古くから使われている言葉で、
芥川龍之介の「老年」や森鴎外の「青年」などにも、
「香箱座り」の描写が登場します。
この由来は、香箱にあります。香箱のような形をして座ることから、
猫がこの姿勢になることを、「香箱座り」と呼ぶようになりました。
アメリカなどではこの座り方のことを、「キャットローフ」(catloaf)と、
呼ぶのだそうです。ミートローフなどに使われる、ローフと同じで、
ひとかたまりになっているなどの意味があります。
.jpg)
座り方もおひげも、顔だちも、立派です
■香箱座りの猫の気持ちは?
この姿勢をとっている猫は、
すぐに動くことができないため、
その環境がとてもリラックスできていて、
まわりへの警戒度が薄れている、
まったりモードであると言えます。
そのため、香箱座りをしている猫は、
やさしく、目もトロンとしていて、
そのまま、うたた寝する猫も多いです。
完全にまったりモードの猫ですから、
この香箱座りをしている時が、
自宅であれば、自宅にも慣れ、
家族にも愛情を持っていることが分かります。
攻撃態勢には、なれない姿勢だからこそ、
慣れた飼い猫でしか、なかなか見ることができない、
猫の気持ちがほぐれているレアな姿なのですね。
スポンサードリンク
タグ:香箱
【猫Q&Aの最新記事】