
スイカが大好きなアメリカンショートヘア
猫の好きな食べ物は何か? という問題があったとしたら、
あなたは、なんという答えを出しますか?
多くの人は、猫=魚好き! と思っているのではないでしょうか?
しかし、人間の食べ物には全く興味を示さず、
ドライフードしか食べない、
という猫も意外と多いのです。
■猫の味覚の不思議
猫の舌というのは、味覚を味わうだけの器官ではないのをご存知ですか?
それは、「道具」として舌を使うことがあるということです。
猫の下の表面の糸状乳頭と呼ばれるザラザラは、毛づくろいは勿論、
動物の肉を骨より引き剥がしたり、液体をすくうのに適した状態となっています。
しかし、味覚としてはあまり機能していないとも言われています。
味覚を感じる部分を味蕾というのですが、これは、糸状乳頭の間にあります。
私たち人間と比べると、その味蕾の数は1/19とも言われており、
かなり少ない味覚でものを食べると言われています。
そのため、ドライフードしか食べない、
魚は好きではないという猫も、たくさん居ます。
猫の味覚自体は、私たちと同じように、
酸味・苦味・塩辛い・甘味の順番で感じ取ると言われますが、
猫の味蕾は、酸味・苦味を感知する量が多いため、
すっぱい、苦いという味覚を機敏に感じるそうです。
私たちの食生活を振り返ると、塩辛さや、甘味というのは、
食事を美味しく味わう最もポイントである部分と思いますが、
猫の場合、この味の感覚は、非常に鈍感です。
ドライフードを飽きずに毎日食べている、人間の食べ物には目もくれない、
そんな猫が居ても、決しておかしいことではないので、安心してください。
猫=魚好きというわけでもありませんので、猫の食事バランスは大切なものの、
バランス良く摂取出来ているのであれば、毎日ドライフードでも構わないのです。
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タグ:味覚
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