
猫が家中のあちこちで爪とぎをしてしまって、
壁や絨毯、ソファーなどがボロボロになってしまった、
経験はありませんか?
猫は、さまざまな理由から爪とぎを必要としていますが、
やっぱり、部屋の壁や、高級なソファー、絨毯などに、
爪とぎをされてしまうと、飼い主さんも、
ガッカリしてしまいますよね。
そこで飼い主さんが猫に与えるのが「爪とぎ器」です。
爪とぎ器は、壁や絨毯などで爪をとがないように設ける、
猫専用の爪とぎ場所です。
しかし、猫も好みがありますから、
爪とぎ器や、爪をとぐ場所を与えても、そこで、
上手に爪とぎをすることが出来ない猫も多く居ます。
■爪とぎをする理由は?
1.マーキング効果
雄猫の場合、自分の縄張りを主張するようになるため、
スプレーとよばれるおしっこの臭いで、マーキングを、
することが良く知られています。
爪とぎも同じく、猫にしか分からない爪とぎの臭いを発し、
マーキングをしているようです。
2.爪を健康な状態に保つ
猫は、鋭い爪を持っていますが、爪とぎをしていない爪は、
健康的とはいえません。爪とぎをすることで、
古い爪がはがされ、新しい健康的な爪へ生まれ変わります。
こういった事からも、猫は爪とぎをすると考えられています。
■爪とぎの防止のために
猫はマーキングのために、爪とぎをしています。
自分の縄張りを主張する上で、なるべく他の猫が届かないような、
高いところに臭いを付けることで、強い猫だということを、
アピールできると猫は考えています。
そのため、壁の高い位置に爪とぎをしようとする猫は多いです。
また、材質の好みもあるようです。
柱で爪を研ぐ猫もいれば、壁紙で研ぐ猫もいます。
飼っている猫が爪を研ぐ場所を研究することも、大切です。
こういったことを踏まえながら、猫の爪とぎに、
制限をかけていくのが、1番のしつけ方法だと思います。
猫が普段、よく爪を研ぐ場所に、バスマットなどを当て、
自由に爪とぎができるようにしてあげたり、
それ以外の場所ではできないように、ビニールを当てるなど、
お気に入りの爪とぎ場所が1箇所になるよう、
上手に誘導してあげることが大切です。
■避妊・去勢手術で改善
避妊手術や去勢手術でも、多少効果があることも分かっています。
現在、猫の爪とぎに困っていて、手術の予定がある場合は、
手術を受けることで、爪とぎが経験することもあります。
猫にとって爪を研ぐという行動は、
メンタル面も含め、健康を保つために大切な行為ですので、
全てを禁止するのではなく、何処か1箇所だけで、
できるようにしつけていくのが大切です。
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タグ:猫 爪とぎ対策
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