-8b0ab.jpg)
■猫の歯根の吸収の症状
歯根の吸収とは、歯が溶けてしまい、
顎の骨に吸収されてしまうことで、病気の1つです。
虫歯とも似ていますが、虫歯とはまた異なる病気で、
日本で暮らす猫は、半数近くの猫が、
この病気を発症している歯を1本〜数本もっていると、
いわれています。
この歯根の吸収の病名は、
破歯細胞性吸収病巣、歯頸部吸収病巣とよばれます。
猫はよだれを出し、歯茎から出血がみられることがあります。
また、口内炎のように痛みがあらわれることもあります。
その痛みは口内炎よりは軽度ではありますが、
歯に触られるのを嫌がったり、硬いものを、
食べなくなったりします。
病気になってしまった歯の根本には、
小さく膨らんだ赤い歯肉が見えます。
見た目ではわかりませんが、この時はすでに、
根元のほうが溶けています。
症状が進むと、歯が欠けやすくなり、
どんどん小さくなり、ついにはなくなってしまう病気です。
■猫の歯根の吸収の原因
猫の乳歯が永久歯となる時に、
破歯細胞という細胞が乳歯の根本にはたらいて、
歯を溶かして行ってしまいます。
何故、この病気なってしまうかなどは、
まだ解明されていません。
■猫の歯根の吸収の治療
歯の根元をX線で調べると異常があります。
治療には、異常がある部分を手術で切除して、
フッ素を塗り込みます。
歯を欠けたところには、充填物を詰めることもありますが、
再発しやすいというデメリットもあります。
病気が進行してしまっているときには、抜歯をします。
スポンサードリンク
タグ:猫 歯根 吸収
【猫の病気 歯・口腔の最新記事】