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2012年05月25日

猫の歯根の吸収の症状と治療

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歯根吸収症状

歯根の吸収とは、歯が溶けてしまい、
顎の骨に吸収されてしまうことで、病気の1つです。
虫歯とも似ていますが、虫歯とはまた異なる病気で、
日本で暮らす猫は、半数近くの猫が、
この病気を発症している歯を1本〜数本もっていると、
いわれています。

この歯根の吸収の病名は、
破歯細胞性吸収病巣、歯頸部吸収病巣とよばれます。

猫はよだれを出し、歯茎から出血がみられることがあります。
また、口内炎のように痛みがあらわれることもあります。
その痛みは口内炎よりは軽度ではありますが、
歯に触られるのを嫌がったり、硬いものを、
食べなくなったりします。

病気になってしまった歯の根本には、
小さく膨らんだ赤い歯肉が見えます。
見た目ではわかりませんが、この時はすでに、
根元のほうが溶けています。

症状が進むと、歯が欠けやすくなり、
どんどん小さくなり、ついにはなくなってしまう病気です。


歯根吸収原因

猫の乳歯が永久歯となる時に、
破歯細胞という細胞が乳歯の根本にはたらいて、
歯を溶かして行ってしまいます。

何故、この病気なってしまうかなどは、
まだ解明されていません。


歯根吸収治療

歯の根元をX線で調べると異常があります。
治療には、異常がある部分を手術で切除して、
フッ素を塗り込みます。
歯を欠けたところには、充填物を詰めることもありますが、
再発しやすいというデメリットもあります。
病気が進行してしまっているときには、抜歯をします。

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posted by 猫 種類 飼い方 at 17:00 | 猫の病気 歯・口腔