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2012年05月22日

猫の歯のしくみと手入れ

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年をとった猫や、体が弱った猫は、
健康な若い猫と比べて、口の中の病気に、
大変かかりやすい傾向があります。

口臭がある、よだれの量が多いなどは、
猫の歯や口の病気の症状でもあります。
人間では大した病気ではない場合でも、猫の場合は、
大変治りにくく、衰弱してしまうことさえあります。

特に口腔の病気は、白血病ウィルス感染症や、
猫エイズなどの兆候であることも少なくないため、
歯や口の病気だから…と思わず、
すぐに獣医師さんに相談するようにしましょう。


しくみ

猫の口は消化器の入り口です。
ここで、食べ物を噛み砕き、消化をたすけます。
唾液や歯茎から出る液には、抗体や免疫細胞が含まれており
口が病気になるのを防いでくれます。
しかし、猫が病気になったり、体が弱っているときには、
このしくみが弱くなり、猫は口内の病気になりやすくなります。


しくみ

大人になった猫は、上顎に16本、下顎に14本の歯を持っています。
これらの歯は、食べ物を噛むだけではなく、
他の動物と戦うための武器にもなっています。
鋭く長い犬歯は、喧嘩の時につかわれているため、
気を付けなくてはなりません。


手入れ


猫は柔らかいものばかり与えてしまう傾向にありますが、
柔らかいものばかり食べていると、歯に歯垢がつきやすくなり、
病気になりやすくなってしまいます。
そこで、飼い主さんが時々、指にガーゼを巻いて、
歯を綺麗にしてあげるか、市販の猫用の歯ブラシを使って、
歯を磨いてあげるようにしてあげてください。

大抵の猫は、歯磨きを嫌がりますので、
口の中を触ることに慣れさせてからはじめると良いでしょう。

猫に歯ブラシを行う際は、人間の歯よりもエナメル質が薄いので、
人間用の歯ブラシは使わず、猫用の柔らかいブラシを、
使うようにしてください。

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posted by 猫 種類 飼い方 at 17:09 | 猫の飼い方育て方