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■猫の眼瞼内反症の症状
眼瞼内反とは、まぶたが内側に、
折り曲がってしまう状態のことをさします。
上のまぶた、下のまぶた、どちらも症状が出ることがあり、
どちらか片方が中に入ってしまうケースが多いようです。
猫はまつげのない動物ですが、
被毛があるため、被毛が角膜にあたって痛みがあるようです。
特に上のまぶたは動かすことが多い部分なので、
内反してしまった場合に、下のまぶたよりも、
より痛みを感じます。
先天性の内反は、ほとんどないとされていますが、
稀にペルシャ猫に、先天性の眼瞼内反症が見つかっています。
眼瞼内反症となった場合、被毛によって刺激されるため、
涙目となり、目の周りの毛が濡れていたり、
目やにの量が増えます。
また、目に不快感がありますので、しきりにこするようになり、
それが更に炎症を引き起こす原因となることがあります。
■猫の眼瞼内反症の原因
一般的に、眼瞼内反症は、結膜炎や、
まぶたの傷が縮んだことが原因となって起こる病気です。
まだ小さい子猫の時に、結膜炎になってしまうと、
それが原因の1つとなって、結膜が収縮し、
内反を起こすことがあります。
■猫の眼瞼内反症の治療
まぶたの状態を良く観察します。
この時、顔を触ってしまうと、まぶたが閉じてしまうので、
良く観察が出来ないため、触らずに観察のみを行います。
角膜や結膜に病気が発見出来ない場合には、
経過観察となります。炎症などを起こしている場合は、
点眼薬などでおさえることもありますが、
眼瞼内反症の場合、内反しているまぶたを元に戻す、
外科手術が行われるケースがほとんどです。
■猫のまぶたの怪我
猫は、さまざまな理由で目に怪我することが多い動物です。
特に、他の猫と喧嘩になった時などは、大きな傷を負うことも、
少なくなく、充分に注意しなくてはなりません。
動物病院では、そういった場合、
抗生物質を投与し、二次感染を予防します。
まぶたが大きく切れてしまっている場合には、外科手術を行い、
傷口を縫合します。
まぶたを怪我してしまった場合は、
眼球までに傷が達していないか、一度検査することをお勧めします。
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