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■猫の腎炎の症状
糸球体とよばれる、血液をろ過するはたらきがある、
腎臓の部分が炎症を起こしてしまう病気です。
炎症を起こし始めてから、実際に症状として、
現れるまでにはかなり時間があるために、
腎炎を起こしてしまった原因を特定するのが、
困難な病気でもあります。
腎炎の症状としては、腎不全を起こしてしまう場合と、
ネフローゼ症候群になってしまう場合があります。
ネフローゼ症候群になると、体がむくみ、
復水がみられるようになります。
その他の症状はあまり、みられません。
腎不全の症状は軽いこともありますが、
深刻な症状が出ることもあるため、注意が必要です。
症状が重い場合には、嘔吐を繰り返すことがあります。
■猫の腎炎の原因
腎炎とは、腎不全や尿毒症とは違い、
病名ではなく、腎臓に病変があることを示す名前です。
人間の場合には、のどや気管が連鎖球菌感染症となり、
糸球体腎炎になりますが、猫にはありません。
糸球体腎炎を引き起こす病気は、
白血病ウィルス感染症、猫エイズ、伝染性腹膜炎、
膵炎、免疫の病気などがあげられます。
また、人間のインスリンに対して反応が起こり、
腎炎になってしまうこともあるため注意が必要です。
■猫の腎炎の治療
血液中の検査と尿検査を行います。
詳しくは『腎臓の診断』をお読みください。
(こちらもリンクがよいかと思います)
細菌やウィルスの感染による腎炎だと疑われる場合には、
病原体の種類を突き止めるための検査を行うこともあります。
治療の方法ですが、ネフローゼ症候群の場合、
体のむくみに対して。利尿剤を与えます、
腎不全になった時には、その治療も行っていきます。
その他、腎炎の原因となっている病気がある場合には、
その治療をすすめていきます。
腎臓の炎症を抑えるには、副腎皮質ホルモンを投与することで、
可能となりますが、治療効果が必ずしも得られるわけでは、
ありません。
■猫の腎炎に関連する病気
白血病ウィルス感染症、猫エイズ、伝染性腹膜炎など
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タグ:猫 腎炎
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