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脳には、全身にまわっているさまざまな神経から指示が送られ、
体を上手にコントロールできるようにしています。
眼や耳、皮膚から得た情報を受け取るのも脳の重要な役目です。
人間も同じですが、動物が見たり聞いたりできるのも、
こういった脳の働きがあるからこそです。
その重要な脳の働きがなくなってくると、
動物は、生きていくことができなくなってしまいます。
また、少しのダメージであっても、
体に麻痺が残ったり痙攣したりといった、
いろいろな症状が現れる部分でもあります。
■猫の脳と神経
猫の脳も、人間の脳も同じように、
大切な体の司令塔のような役割をしています。
手足を動かすことができるのも、
眠っている時に呼吸ができるのも、
脳が指示を出しているからこそです。
これらの指示は、脊髄と抹消神経を伝わり、全身に届きます。
脳や神経は、凄く繊細な部分でもありますから、
わずかな異常やダメージがあると、
体に大きく変化を及ぼします。
また、なかなか再生しないのも特徴です。
脳や神経の病気や、ケガは、
極力起こらないように気を付けてあげたいです。
■猫の脳と神経の病気
猫という動物は、脳と神経に関する病気が少ないです。
しかし、交通事故や落下事故の多い動物ですので、
病気ではなく、事故で、脳や神経にダメージを与えてしまうことが、
多い動物でもあります。
また、ウィルスや細菌、寄生虫などに感染した時も、
脳や神経に異常が起こってしまうことも考えられます。
その他にも、中毒や栄養性の病気になった時も、
神経症状があらわれることがあります。
先天性の病気ですが、生まれつき小脳が発達していない場合、
脳脊髄液が異常に多い場合など、脳に先天性の病気を抱える猫もいます。
治療することは困難ですので、飼い主さんの十分な理解と、
介護がなくては、猫は生きていくことが出来ません。
■猫の脳と神経の病気の症状
猫の脳や神経に異常が起こってしまった場合の症状として、
ふらふらと歩くようになる、足を引きずって歩く、
かしげるようにする、痙攣を起こす、体に麻痺がある、
攻撃的になる、などといったものが挙げられますが、
ここに挙げたもの以外でも、色々な症状があります。
脳と神経の病気は診断が難しいため、
なるべく、日常生活で起こった小さな症状1つ1つを、
獣医師さんに正確に伝えることが大切です。
また、以前かかった病気や事故の有無、症状が起こり始めた日など、
詳しい経緯も説明すると、診断がスムーズになります。
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タグ:猫 脳 神経 病気
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