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2011年12月05日

猫の人工呼吸の方法|覚えていれば救命できます!

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猫の心臓や呼吸が止まってしまった時は、
人工呼吸をスムーズに行うことが蘇生に、とても役立ちます。

今は、必要ない知識だと思うかも知れませんが、

いずれ必要になる時が来るかも知れないので、
覚えておくことをお勧めします。


猫が、心肺停止状態になる原因は重病や、事故です。
事故は、交通事故は勿論、落下事故や感電事故、
水に溺れるなどの事故も含みます。

そういった状態になってしまった場合、
もちろん、早急に獣医師に来てもらうことが必要です。

ですが、獣医師を待つ間の時間に何もしないのと、
人工呼吸をするのでは大きく違いが出ますので、
獣医師を呼び、待つ間に、人工呼吸と心臓マッサージを行うことで、
猫が蘇生することもあります。



心臓マッサージ方法


猫の心音が確認できない場合のみ、心臓マッサージを行います。
ここの判断は必ずきちんと行なって下さい。
何故なら、心臓が止まっていない時に心臓マッサージを行うと、
逆効果を招いてしまうことがあるからです。

猫の左前足の肘を見つけて下さい。
ここが猫の体に当たるあたりが猫の心臓です。
心音が確認できましたでしょうか?

心音が確認できなかった場合は、指でしっかりと、
強すぎないように1秒サイクルで心臓をマッサージします。
5〜6回心臓マッサージを行ったら、人工呼吸を行います。
これを1セットとし、何度か繰り返すことが大切です。


人工呼吸方法

交通事故や落下事故などが原因で、
胸のあたりを強打している場合や、ケガをしている場合は、
肺の空気を押し出して、人工呼吸を行います。

まずは、猫の口を大きく開けて、舌を引っ張ります。
その時、猫の胸を手のひらで1回押します。
自然に肺に空気が入り胸が膨らんだでしょうか?
5秒ほど間を開けながら、繰り返していきます。

胸を強打している場合は、口を使って空気を送り込みます。
手で猫の口を閉じ、鼻に息を3秒ほど吹き込みます。
すると、猫の胸が膨らむので2秒休みながら、息を吹きこんでいきます。


溺れた場合

猫はあまり水が得意な動物ではありませんから、
自ら進んで水に入る猫はあまりいないと思います。

しかし好奇心旺盛な猫の場合、お風呂や川、池などを覗き込み、
誤って落ちてしまうことがあります。
死亡事故に繋がりかねないので、注意しなくてはなりません。

猫が溺れ、水を飲み過ぎ、息をしていないようならば、
後ろ足をしっかり持ち、逆さに吊り上げましょう。

少々可哀想ですが、こうすることで、
水を吐き出すことがあります。
これをしても、水を吐き出さない場合には、
背中のあたりをトントンと叩き、
水が出るように促しましょう。

それでも、心臓が停止したまま、呼吸が戻らなければ、
心臓マッサージと人工呼吸を行います。

また、水を飲み込んでしまった猫は、
急激に体温が落ちますので、
じゅうぶんに体を乾かし、
温めてあげることも非常に大切です。

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posted by 猫 種類 飼い方 at 16:10 | 猫の事故や怪我の応急処置