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■猫の白癬(皮膚糸状菌症)の原因
糸状菌というと、なかなか聞きなれない言葉ですが、
人間の水虫もこの糸状菌の仲間が原因となっています。
この糸状菌が猫の皮膚に感染すると、白癬となってしまいます。
この糸状菌という菌は、人間の水虫にもなるように、
動物から動物へと簡単に感染してしまう菌なので、
イヌや他の猫、その他の動物からうつってしまう事も考えられます。
糸状菌に感染する猫に多いのが、他の病気を併発していることです。
必ずというわけではないですが、他の病気を持っていることが多いため、
飼い主は充分に気を付けなくてはなりません。
例えば、アレルギーなどの免疫異常、
ウィルスや細菌などの感染症、
ホルモン性の病気などが挙げられます。
栄養が偏っていると、白癬になりやすいので、
バランスの良い、食生活を送れるように、
注意してあげましょう。
■猫の白癬(皮膚糸状菌症)の治療
診断には顕微鏡を用います。
顕微鏡で被毛を関節すると、菌の存在が分かります。
イヌ小胞子菌が感染しているときには、
幹部に特殊なライトを当てると、
感染している部分が光って見えます。
長毛種の場合は、毛を刈って病気の進行を止めることもあります。
そのあとは、週2回ほど薬浴剤を使って体をきれいにします。
グリセオフルビンや、イミダゾール系の抗真菌薬を飲ませたり、
体に塗る治療も行います。
白癬の治療には通常1ヶ月から、
4ヶ月ほどかかるといわれているので、
根気よく治しましょう。
■猫の白癬(皮膚糸状菌症)の注意点
この菌は、人間や犬、他の猫にも感染する病気です。
飼い猫がこの病気にかかった場合は、なるべく、
その猫と他の動物が接触しないように注意しなくてはなりません。
また、生活環境から菌を取り除かなくてはいけないので、
普段猫が生活している空間の掃除と消毒を行いましょう。
また、免疫が低下している時に起こりやすい病気なので、
猫に他の病気がないか、調べてみると良いと思います。
■猫の白癬(皮膚糸状菌症)に関連する病気
ホルモン性の病気、ウィルスや細菌などの感染症など
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