
■猫の非化膿性の胆管肝炎症候群の症状
化膿性の胆管肝炎症候群と同じく、
肝臓や胆管が炎症を起こしてしまう病気です。
こちらの記事では、非化膿性の胆管炎症候群について、
説明していきます。
非化膿性の胆管肝炎症候群の場合、
食欲がある時とない時の差が激しくなります。
また、時々、嘔吐や下痢といった症状があらわれ、
ぐったりと眠っている時間が多くなります。
猫の食欲が旺盛な時もあるため、発見が、
遅れてしまいがちな病気ですので、気を付けなければなりません。
症状が進行すると、肝臓が腫れ大きくなり、
黄疸の症状が現れることもあります。
またこの病気にかかりやすいのは、5歳〜6歳以降の猫で、
はじめは軽い症状、2ヶ月以上かかって徐々に進行していきます。
■猫の非化膿性の胆管肝炎症候群の原因
猫の免疫が体内に侵入した病原体などを、
取り除こうとするために起こるといわれています。
肝臓の細胞が損傷を受けたときには、肝臓は物質を出します。
これに免疫細胞が過剰に反応すると、炎症を引き起こしてしまいます。
この病気は、3つの種類に分けられます。
1つ目は、免疫細胞であるリンパ球や形質細胞が異常になる。
2つ目は、胆管が硬くなってしまう。
3つ目は、リンパ球が増殖し、リンパ腫などを発症してしまう。
この3つの種類によっても、治療方法が異なってきます。
■猫の非化膿性の胆管肝炎症候群の治療
まずは、この病気の原因となっている病気を取り除くことが先決です。
また、肝リピドーシスを併発してしまっている場合は、
その治療も同時に行わなくてはなりません。
胆管が固くない場合、閉鎖もしていない場合は、
免疫抑制薬を与え、免疫の異常な働きを抑えます。
この免疫抑制薬は、胆汁や肝臓の組織に貯まる胆汁酸が引き起こす炎症も、
抑えてくれる役割があります。
■猫の非化膿性の胆管肝炎症候群に関連する病気
化膿性の胆管肝炎症候群、肝リピドーシス、リンパ腫など
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