
視力が落ちたり運動能力が落ちてしまった猫は、
自分で思うように行動を取ることができず、
若い頃にはありえなかった事故や怪我を、
起こしてしまうことがあります。
そういった時にすぐに処置をしてあげられるよう、
ケースごとに応急処置方法を紹介します。
■猫が高いところから落ちてしまった
猫が起こしてしまう事故で、
1番多いのが落下事故です。
骨折していないか、傷などはないか、歩いているか、
また、歩きが方が不自然ではないかを調べます。
鼻血や口から血を出す場合、
耳や肛門、尿道から出血している場合は、
内蔵が破裂してしまっている可能性があります。
この場合、応急処置は不可能なので、
速やかにケージやダンボールなどに入れ、
体を動かさないようにし、動物病院へ行きましょう。
外傷も何もなかった場合であっても、
2日くらいは様子を見て、異変がないかよく観察しましょう。
人間でも同じく、強くぶつけた時などは、
油断せず、経過を見守ることが大切です。
・落ちた際に背中を強くぶつけた場合
脊髄があるため、神経や脊髄を損傷すると、
動けなくなってしまいます。
軽度のものであれば、
時間の経過とともに良くなっていきますが、
重度のものの場合、
下半身不随になってしまうこともあります。
強く打っていて、動けないようであれば、
動かさないようにして、
早急に医師に見てもらうことが大切です。
・落ちた際に頭を強くぶつけてしまった場合
強く頭をぶつけてしまった猫は、
朦朧とし、ヨロヨロとよろめきます。
また、症状として、痙攣を起こすこともあります。
ひどく頭をぶつけると、昏睡状態になることもあるため、
油断は禁物です。
・落ちた際に腹部を強くぶつけてしまった場合
膀胱の破裂、脾臓内の出血などが考えられます。
事故後の経過を良く観察することが大切です。
冷たい床などを使ってお腹を冷やす行動を見せたり、
舌を出してぐったりしている時は、注意が必要です。
医師に相談してください。
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タグ:猫 高い 落ちた 手当て
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