
年を取った猫は、食が細くなるだけでなく、
噛む力や歯が弱くなったことで、
今までのキャットフードが食べられなくなったり、
足腰が弱くなったことで、食事が取りにくくなったりして、
だんだんと食事の介護が必要になってきます。
食事を取ることは、
長生きするにあたって、大切なことですので、
飼い主は上手に工夫をして、
老猫が、安心して無理せず食べられる、
環境を作ってあげましょう。
■老猫の歯に合った食事を与えよう
まだ、老猫自身が自分で食事を取れるようならば、
弱った歯でも食べやすいように、
スープやお湯、猫用のミルクで柔らかくした、
キャットフードを、与えましょう。
また、ドライフードを細かくしてあげるのも、
有効な方法です。
■高齢猫が食べやすい環境を作ってあげよう
老猫は、歯だけではなく、足腰も弱くなっているので、
床に置いてある食器まで首を下ろすのが、
たいへんなこともあるようです。
食器の位置を高くしてあげ、首を下ろさなくとも、
食べられるようにしてあげると良いでしょう。
また、滑り止めシートを使って食器を固定すると、
老猫にとって食べやすいようです。
■流動食について
動物病院でも、猫用の流動食が多く、使われるようになってきました。
栄養価の高いものを与える流動食や、
腎臓病などの病気に合わせた流動食があります。
プラスチックの注射器を使って、ゆっくり与えます。
■食道チューブについて
猫が食べたくても口から食べ物を取れない場合、
食欲がなくなっている時などに用いられる方法として、
喉などの体の一部にチューブを通し、
栄養を送り込む方法があります。
動物病院で、良く指導を受けたあとであれば、
自宅で行うこともできるな食事方法です。
賛否両論ありますが、食道チューブを入れた後の、
感想として、痩せていた猫が回復した、
猫自身も食事が取れて喜んでいるなどの、
良い報告が多いです。
スポンサードリンク
タグ:老猫 食事 介護 方法