
まだまだ元気にゃ〜!
人間も同じですが、猫も年をとり、老化がはじまります。
しかし、人間のように自分の体の状態を、人に伝えることができません。
年を取ったから、歩くのが遅くなったのだろう、
年を取ったから、ご飯をよく食べないのだろう、
と人間が判断する前に、ちょっと考えてみましょう。
老化が進むと、上記のような状態になりやすいですが、
老化だけが原因なわけではありません。
老化だと思っていた行動や仕草が、病気だったら、
発見が遅くなり、生死に関わる事態を招いてしまうこともあるので、
何か病気にかかってしまっているという可能性を忘れず、
日々、猫を観察し見守ることが大切です。
■老猫にもなるべく今まで通りの生活を
猫の老化が始まると、当然、今までのようには生活が、
できなくなってしまいます。
足腰が弱くなり、ゆっくり歩くようになりますが、
足腰が弱くなったからといって、抱っこをして運んであげたり、
段差がないように、バリアフリーなどにすると、
さらに老化を促してしまいます。
動けるうちは、猫になるべく運動をさせたほうが、
足腰を鍛えられて、老化が制御できます。
できる限り、若い時と同じような生活が、
送れるように、飼い主さんはサポートしてあげましょう。
■飼い主さんの老猫へのサポート
老猫になると、食事やトイレなど、
さまざまな場面で、飼い主さんのサポートが必要になります。
飼い主さんの猫の世話の時間が増え、
今まで以上に労力を使うようになってしまいますが、
介護は思いつめずにすることが大切です。
最期まで面倒をみると決めたのであれば、
老化していく猫も1つの成長と捉え、
サポートしてあげてください。
また最近では、インターネットの普及により、
老猫の飼い主さんが集まるコミュニティーなども見かけます。
同じ悩みを持った飼い主さんもたくさんいますし、
分からないことは教え合える、情報交換の場が、
たくさんありますので、上手に活用すると良いでしょう。
どんな最期を迎えたとしても、
「一緒に最後まで居られて良かったな」と飼い主さん自身が思うことができれば、
猫も大切に愛してくれる飼い主さんに恵まれて、
幸せな一生を送れたと思ってくれるに違いありません。
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