
ペットフード業界でも、猫の高齢化は注目され、
続々と、老猫用のシニアフードが販売されています。
あまり動けなくなってしまった老猫は、
カロリーを必要としなくなるため、
カロリーと脂肪含量が少ないシニアフードが良いでしょう。
腎臓へ負担をかけないように、たんぱく質が、
控えられたシニアフードもあります。
尿路疾患になりやすい老猫のために、
マグネシウムやカルシウムなどの量が考えられたシニアフード。
なかなか消化することが出来なくなった老猫のために、
消化しやすいシニアフードなど、いろいろなタイプの、
シニアフードが販売されています。
これらのシニアフードは、
更に、ドライタイプとウェットタイプに分けられています。
歯が弱ってしまい、硬いフードが食べられなくなった老猫は、
ウェットフードを、まだ、歯が丈夫なうちは、
できればドライタイプを与えてください。
また、ドライタイプに猫用のミルクを入れたり、
ドライタイプとウェットタイプを混ぜるのも良いでしょう。
ドライフードを食べることは、歯垢予防にもなるため、
食べれるうちは、ウェットフードを使わないのが好ましいです。
■ドライタイプの長所
その名前の通り、乾燥しているキャットフードです。
高タンパク質の肉や脂肪、穀物などを配分してあります。
バランスが良く、高い濃度の栄養が含まれています。
メリットは栄養価が高いことだけではなく、
硬いドライタイプの物を食べることで、歯垢予防になります。
また、消化が弱くなった老猫には、
繊維質が多く含まれているドライタイプは、
消化活動を助けてくれる効果もあります。
しかし、乾燥していて水分の少ないフードですので、
水分をたくさん飲む方が良い老猫に与える場合は、
水をたっぷりと用意してあげる必要があります。
■ウェットタイプの長所
缶詰やレトルトパックで市販されています。
カツオやマグロといった魚や、肉などに、
カルシウムやビタミンなどの栄養素が含まれています。
ドライタイプの乾燥しているという短所とは逆に、
水分が75%を占めます。
しかし、ドライタイプに比べ、値段が割高です。
また、消化はしやすいですが、高タンパク質なので、
摂取のしすぎには気をつけましょう。
ウェットタイプのキャットフードは、
合成着色料を多く使用しているものや、
合成のたんぱく質を使用していることがあるため、
キャットフード選びは、慎重に行うようにします。
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