
猫は、本来きれい好き
口や耳といった普段、お手入れを怠ってしまいがちな場所も、
きちんとケアをしないと、病気になってしまったり、
病気の発見が遅れてしまうことがあります。
口の中や耳の中のケアは、お手入れも少したいへんですが、
日々チェックしてあげましょう。
■口と歯の手入れ方法
歯石や歯垢は、歯周病の原因となりますので、
猫用の歯ブラシでの歯磨きや、ガーゼを使っての歯磨きを、
きちんとしてあげましょう。
近年では、歯磨きが苦手な猫のために、液体状や
ゼリー状の歯磨きも市販されています。
基本的に、犬や猫といった動物の歯石取りには、
全身麻酔が使われます。
しかし、老齢の猫にとって、
全身麻酔を使うことは、思わぬトラブルも考えられます。
歯石を取りたい場合は、まず猫の体の状態を見てもらい、
その上で獣医師さんの判断に任せましょう。
また、口臭が気になる場合、歯がグラグラしている場合、
食事の時に痛がる場合などは、
すぐに獣医師さんに相談しましょう。
■耳の手入れ方法
意外と忘れてしまいがちですが、耳のケアも重要です。
ベビーオイルなどを塗った綿棒で、くるくるっと、
優しく拭いてあげましょう。
特に、奥まで綺麗にする必要はありません。
見える範囲で痛がらないように、優しくケアしましょう。
耳の病気は、たいへん多いです。
高齢の猫に多いのが、マラセチアというカビに感染することです。
老化によって皮膚の抵抗力が落ちているため、
カビが繁殖しやすい状態にあるためです。
感染すると、黒い耳あかがたくさん出ますので、
獣医師さんに相談してください。
また、マラセチアに感染した場合、ベビーオイルの使用は、
避けてください。脂質を栄養としているマラセチアを、
更に繁殖させてしまうことがあります。
また、首をしきりに振るような動作や、
耳を手足で掻くような動作をしている時は、
耳ダニなどの可能性もあります。
獣医さんに診てもらいましょう。
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