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2011年04月22日

ヒマラヤン部門とポイントカラーについて

Himalayan Cat A.jpg


■ヒマラヤン部門の誕生秘話

ヒマラヤンは、シャム猫とペルシャ猫をかけ合わせて、
作られたイギリスが発症の猫です。
長い間「ヒマラヤン」単体として、公認され、
キャットショーなどを中心に、人気を確立していきました。

人気が高くなったことで、改良も盛んに行われましたが、
原種であるシャム猫の遺伝力が強く、
代を重ねるごとに、丸みのあるボディーや、
まん丸で可愛い瞳、長くてキラキラとしたコートが、
失われていってしまったのです。

シャム猫の遺伝力を弱くするために、
何度もペルシャ猫との交配を行いましたが、
ハイブリッドをすると、良いヒマラヤンが出来ても、
6代をかけ戻さないと、公認種として、
認めてもらえませんでした。

ブリーダーさんたちは、この猫種を、
ポイントカラーのペルシャ猫として公認してもらえるよう、
強く希望していました。
長い年月をかけて、1980年代、
ヒマラヤン部門が誕生しました。


■ポイントカラーの歴史

ポイントカラーの起源は、タイ原産の自然品種の、
シャム猫から始まったといわれています。
この遺伝子は、他のカラーに対して劣性遺伝であること、
また、体の先端の体温が低い部分に色素が出る、
つまり、温度が保たれてしまうと色素が壊れてしまう、
という性質を持っています。

そのため、お腹にいる時のシャム猫や、
ヒマラヤンの赤ちゃんは、母親によって充分に、
暖められているので、うまれた時は、
真っ白またはアイボリー一色の状態でうまれてきます。
3日目くらいになって、やっと色が出てくるのです。

逆のパターンとして、老齢になり、
体温が低くなってくると、ボディーにまで、
ポイントカラーの色が広がってきます。
若い猫は体温も高いため、ボディーに色が出ることはなく、
綺麗なコントラストを描きます。

夏の暑い時期などは、ポイントカラーが、
なくなってしまうこともあります。
クーラーが付いた良い環境に戻してあげることで、
ポイントカラーも戻ります。

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posted by 猫 種類 飼い方 at 09:30 | ペルシャ(チンチラ)