
猫のお口のケアも大切
■猫の口内炎の症状
口内炎は、ひどくなると、
強い痛みによって猫が食事を摂ることを、
拒むようになってしまいます。
当然、食事をしなければ体が弱ってしまうため、
なるべく、口内炎の症状が出たら、
すぐに治療してあげたいところです。
猫の口内炎は、人間と同様、
歯茎や口腔、舌などが炎症を起こしてしまう病気です。
赤く腫れたり、ただれたりといった症状が、
口の中にあらわれます。
稀に、白っぽいもので、覆われることもあります。
また、炎症を起こした部分から出血することもあります。
人間の口内炎は、栄養や休養をとることで治りますが、
猫の場合、他の病気が原因となって、
口内炎が起こっている場合が多いため、
その病気から、治していくことが必要になってきます。
また、口内炎から細菌が内蔵に運ばれて、
別の病気を引き起こしてしまうことも、あります。
■猫の口内炎の原因
老齢の猫に多い傾向にありますが、
別の病気が原因となっている場合があります。
・病気
猫エイズや猫白血病ウィルス感染症、
ウィルス性鼻気管炎などにかかってしまうと、
猫の免疫力が下がってしまいます。
そのため、細菌に感染しやすくなり、
口内炎の1つの原因になってしまいます。
また、糖尿病や腎臓の病気でも口内炎に、
かかることがあります。
・歯垢や歯石
人間と同じく、歯垢や歯石がたまると、
猫も口内炎になりやすくなってしまいます。
・口内に何か異物がある
口の中に何かが刺さってしまったり、
薬剤や洗剤などが入ってしまうと、口内炎の
原因になります。
外に自由に行き来できる猫は、
外で、何かを口にしてしまうこともあるので、
注意が必要です。
・栄養不足、その他の原因
ビタミンAが不足すると、口の中の粘膜が乾燥し、
口内炎にかかりやすい状態になります。
その他、原因不明の口内炎というのも存在します。
カリシウイルスが関係しているといわれていますが、
詳しい詳細はまだ分かっていません。
■猫の口内炎の治療
口の中の詳しい検査をします。
また、他の病気が引き金となって口内炎を、
起こしている場合も多いため、
血液検査など猫の全身の状態も調べます。
まずは、猫の口の中を綺麗にしてあげます。
歯垢や歯石は、知らず知らずのうちに、
溜まってしまうものなので、綺麗に取り除きます。
その後、抗生物質・抗炎症薬を使い、
口内炎の治療をします。
潰瘍ができてしまっている場合や、
炎症がひどい場合は、手術によって、その部分を、
除去することもあります。
■猫の口内炎に関連する病気
糖尿病、腎臓病、猫エイズ、
猫白血病ウィルス感染症など
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