AX
スポンサードリンク

2011年01月25日

猫の耳ダニ症(耳疥癬)の症状 原因 治療

nekonomimi300.jpg
猫の耳も、大切に


■猫の耳ダニ症(耳疥癬)の症状

外耳道の皮膚にミミヒゼンダニが、
寄生することによっておこる、
外耳炎の症状のことを、耳ダニ症または、
耳疥癬といいます。

耳ダニ症の症状といえば、
やはり1番は痒みでしょう。
耳をひどく痒がり、後ろ足で引っ掻くようにしたり、
耳を壁などにこすりつけたり、
頭をぶるぶると振るような動作をします。

耳の部分の毛が抜けたり、
掻いたことによる出血があったり、
傷ができることがあります。
また、耳血腫を併発することもあります。

外耳道には、黒褐色の乾いた耳垢があります。
この耳垢が溜まり、外耳道を塞いでしまうと、
外耳道炎を起こしやすくなってしまいます。

進行すると、耳の奥に浸出液が溜まってしまい、
猫の痒みが痛みに変化していきます。
そうなってしまう前に、獣医師さんに、相談しましょう。


■猫の耳ダニ症の原因

ミミヒゼンダニと呼ばれる耳疥癬虫が、
外耳道に寄生することによって発症します。
ミミヒゼンダニは、大きさが0.3ミリ〜0.4ミリの大きさで、
小さく白っぽい色をしています。

このダニが寄生している猫と接触するだけで、
感染することがあるため、
2匹以上の猫を、飼っている場合や、
屋外に自由に行き来できる猫は、
感染に気をつけなければなりません。
また、子猫は感染率が高まります。


■猫の耳ダニ症の治療

黒褐色の乾燥した耳垢があることで、
まずこの耳ダニ症を疑います。
その後、耳垢などを検査します。

0.3ミリ〜0.4ミリと非常に小さいダニですが、
注意深く観察すると、
肉眼でも白い粉のような物が、
動いているのが確認できます。
それがミミヒゼンダニです。

ミミヒゼンダニが見つかった猫は、
耳道に溜まっている耳垢を全て綺麗に除去し、
外耳道を綺麗にします。

その後、殺ダニ剤の外用薬を塗り、
ミミヒゼンダニを駆除します。

この殺ダニ剤は、成虫のダニにだけ効くという、
効果があるため、卵や幼虫には効きません。
ミミヒゼンダニが成虫になるまでに、3週間かかるため、
最低でも3週間は続けて、治療をします。

猫の痒みが止まらない場合は、
抗炎症薬を併用して、痒みを抑えます。


■猫の耳ダニ症に関連する病気

外耳炎

スポンサードリンク
posted by 猫 種類 飼い方 at 20:44 | 猫の病気 耳