
・猫名 ソマリSomali
・原産国 アメリカ合衆国
・毛の長さ ロング
・毛の色 主な色はラディー(赤っぽい色)、レッド(赤)、青(ブルー)、淡黄褐色(フォーン)。これらに銀色がかかった色など28色。
・目の色 ゴールドからグリーン
■ソマリの歴史
ソマリはアビシニアンとバーマンとの交配でできた猫種で、1950年頃に、ロングヘアーでふわふわの毛を持ち、キツネのような尾をもったアビシニアンの子猫が生まれた頃のブリーディングから自然に生まれました。
ですので、名前は、アビシニア(現在のエチオピア)の隣国のソマリアからソマリと名づけられたようです。
1978年、独立した猫種「ソマリ」としてCFAで公認されると、急激に愛好者が増えました。
ソマリは、近年日本でも愛好者のグループによる繁殖活動で、レベルの高い猫が数多く生まれ、世界に誇れる猫種になっています。
■ソマリの特徴
最大の特徴は、そのゴージャスな被毛です。やや長めのシルキーな手触りの毛で、味わいのある毛色をしています。
それ以外はアビシニアンとたいへん似ています。
首周りはまるでライオンのたてがみのようで、尾はふさふさとした絹のような毛に覆われていてたいへんりっぱです。
この毛色は、ティックドタビー(1本1本の毛が濃淡になり、全体では綾織物の感じ)と呼ばれています。
ソマリはほかの長毛種とは違い、普段の抜け毛が少なく、年に1度か2度まとめて毛が抜けます。
胴体はよく発達した筋肉質で、今にもジャンプするような体形で脚は、ほっそりとしています。
ソマリの、やや丸みのある三角の顔は大きな耳をもち、大きなアーモンド型の目は輝いて、表情に富んだ利発な顔立ちです。
ソマリの耳にはイヤーファーニッシング(耳の中にはえる毛)があり、タフト(長毛種の耳介の内側や足の指の内側に見られる、ふさふさの長い毛)のあるポー(指)をもちます。
ソマリの鳴き声もとても魅力的で、澄んだ可愛らしい音色です。
野性味を持ちながらも、その振る舞いは優雅で、現在日本でも人気を高めている猫種です。
■ソマリの性格
ソマリは、行動的で知的、遊び好きで好奇心が強いです。
用心深い性格で環境の変化に少し弱いなど、神経質なところもあります。
しかし、愛情を持って接すると自然と心を開いてくれ表情豊かにこたえてくれます。
■ソマリの選び方のポイント
ペットとして飼うときは、評判の良いペットショップやブリーダーから、瞳に力があり活動的で元気な子を選びましょう。
繁殖を目指すのなら、信頼できるブリーダーと知り合うと良いでしょう。ペットタイプからショータイプまで、紹介してもらえます。
アビシニアン&ソマリの飼い方 (キャット・ガイド・シリーズ)
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