
通称「猫風邪」と呼ばれる猫の病気は、
カリシウイルス感染症や、猫ウイルス性鼻気管炎など感染症の総称です
人間の風邪と似た、発熱、くしゃみ、鼻水などの症状が出る病気ですが、
三種混合ワクチンで予防することができます。
■猫 風邪の治療費は?
猫の風邪の治療費は、自由診療扱いになるため、
動物病院によっても差が大きいですが、
大体、3,000円〜15,000円ほどの治療費が平均の金額です。
*2016.1月調べ
CASE.1
ミコちゃん 雑種 3ヶ月 治療費総額約12,000円
ミコちゃんは、まだ3ヶ月の子猫の時に猫風邪にかかりました。
獣医さんに進められ、インターフェロンを注射し、元気に回復しました。
インターフェロンは、約3,000円×3回を投与しました。
CASE.2
ベリーくん 雑種 2才 治療費総額約35,000円
ベリーくんは、鼻水、目やにの症状が酷く、ご飯もあまり食べられず、
一時は猫風邪が悪化し、脱水症状を起こしてしまいました。
通院から入院に変更し、点滴や注射をして、約5日で退院できました。

猫ちゃんの症状を悪くしないように気をつけます
■猫 風邪の治療方法は?
猫風邪は、症状をそれ以上悪化させないために、
抗生物質や抗炎症剤などを投与し、二次感染などを防ぎます。
軽度の猫風邪の場合は、インターフェロンの注射もいらず、
約2〜3回の通院で良くなるため、治療費もそれほど高くはなりません。
ただし、症状が酷く、ウィルスの繁殖を防ぐインターフェロンを投与するとなると、
治療費が一気に高くなります。相場としては、1回だいたい3,000円〜です。
◎インターフェロンとは?
インターフェロンとは、1954年に長野博士らによって発見されたもので、
ウィルスが増殖するのを防いでくれる薬です。
抗ウィルス作用だけではなく、抗癌作用、免疫系への作用も認められていて、
さまざまな治療で用いられています。
治療費が高くなるのは少し難点ですが、効果が望めるので、
獣医さんに勧められた場合は、投与するのが安心です。
猫風邪は先述の通り、三種混合ワクチンで予防することができますし、
仮にワクチンを接種していたとしたら、発症しても軽症で済みます。
愛猫のためにも、三種混合ワクチンは必ず受けさせたいですね。
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