
あたしの爪は、最高にゃん♪
猫の爪とぎは、壁のクロスや、家具に傷を付けることが多いため、
猫を飼う上では、非常に困るトラブルの一つです。
しかし、猫が爪とぎを行うのは、理由があり習性の一つです。
猫にとっては欠かせない行為ですので、理解しつつ対処しましょう。
■猫が爪とぎする理由は?
1.古い爪から新しい爪にするため
猫の爪を良く見ると、何重もの薄い層になっているのが分かります。
猫が爪とぎをするのは、古い層を剥がし、新しい爪を出すためです。
爪が長くなっての爪とぎは、家具やカーテン、クロスなどの痛みが激しくするので、
定期的に爪切りをしてあげることをお勧めします。
爪切りは、一度に短くするのではなく、
1〜2ミリくらい少しずつ切ってあげると良いでしょう。
血管が通っている部分まで、切らないように注意します。

お爪は、痛くないように切ってください
2.自身の縄張りを主張するため
猫は、臭腺から分泌するにおい物質を自分の生活圏につけ、マーキングします。
爪とぎも同じで、自分の縄張りを主張するマーキング行為の一つです。
猫は好んで高い場所に爪とぎをしたりしますが、これも、主張の一つです。
3.ストレスを発散するため
猫の爪とぎは、ストレス発散の意味もあります。
特に、朝起きてすぐの爪とぎは、人間で言うところの気合入れのようなもので、
「今日一日頑張るぞ〜」という猫の気持ちの表れでもあります。
ある時期を境に急に爪とぎが増えた……という時は、
ストレスを疑ってみると良いかも知れません。
このように、猫の爪とぎには、猫だけが知る「意味」がちゃんとあるものです。
そのため、爪とぎそのものを辞めさせることはできません。
しかし、特定の場所や物に爪とぎするよう、しつけることはできるので、
こういったところから対策を取っていきましょう。
ペットショップに行けば、猫の爪とぎを予防するガードテープや壁用のシート、
専用の爪とぎ器が販売されています。
また、猫の嫌いなにおいのする、
スプレー(柑橘系、木酢液、わさびのにおい)もあるので、
そういったものを利用すると、よりしつけがしやすくなります。
猫の習性を変えることはできないので、その習性に対して、
できる限りの対策を取るのが、飼い主である私たちの努めです。
■参考
・猫のしつけ方
・猫 ゴロゴロいう理由は?
・猫が問題行動を起こすときは?
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タグ:爪とぎ
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